今回の宇宙航行の様子と、通信データのvol.61で得られた重力場の変化から、ヒーペロ星の一つの謎について推測できた。
その推測はこうである。
「ヒーペロ星の中心には、時空間を歪める溝のようなものが存在し、それは入口と出口と(あるいは、出口と入口と)が繋がっている。途中、その繋がりが途切れる位置にて、銀河群天の川銀河オリオンアーム太陽系地球らしい惑星やエルビぃ48星も間近に観察できる。」
そして、通信データのvol.46にも記したように、我が父に相当するエビカぁニⅡ世の書物である「エビカぁニⅡ世の宇宙への旅系なるぞⅠ」のQ113:「他の惑星は球形が多いのに、なぜヒーペロ星は下の様な形なのでしょうか?」
のA113:「理由ははっきりとは分かっていません。今後の宇宙探査で明らかにできるかもしれません。」との我が父に相当するエビカぁニⅡ世の回答が、次の仮説で説明できるかもしれない。
すなわち、
「時空間を歪めている何らかの結果として、ヒーペロ星はドーナツの様な特殊な形をしている。そして、その中心部では、時間の進みが遅くなり(通信データのvol.57参照)、同時に空間の裂け目が存在する。」
である。
早速、ペロリンチョ王国の元老で、我が父に相当するエビカぁニⅡ世の同僚であるサザぇんほターテⅡ世にこの仮説を話してみた。
エビカぁニⅢ世、ここに記す→