ヒーペロ星ペロリンチョ王国の元老であるサザぇんほターテⅡ世は、いやな胸騒ぎを覚えた。いつもは静かなはずのヒーペロ星のショッパぇエン様が急に荒れ狂い始めたからである。
「そう言えば、前にも一度、こんな荒れ方があった…
(エビカぁニⅢ世殿の亡き父に相当する、エビカぁニⅡ世殿がボボンガ星への探索を中断する直前のこと…
エビカぁニⅡ世殿がショッパぇエン様の意識をうまく応用し、エノックに類似した物質を使って、第3段階エノックmarkⅢと長時間の交信を試みた時のこと…
そして、互いの意識の中で会話し…)(通信データのvol.29、vol.30も参照)
あの探索の後に、ヒーペロ星に戻った後に、エビカぁニⅡ世殿は我がサザぇんほターテⅡ世に向かってこっそりと、こう告げられた。
「その後、かなり長い間、実はしばらく意識がなかった…と、
「もしかして…、国王の身に何かがあったのでは…、
サザぇんほターテⅡ世、ここに記す→