宇宙船のエンジンであるシャケナべぃべたる推進機構に関して、我が父に相当するエビカぁニⅡ世が記した書物の「エビカぁニⅡ世の宇宙への旅系なるぞⅡ」では特異的にページを割いてある、と、通信データのvol.40にて報告した。そして、さらに、その推進機構の内部構造に関しても触れてあったので、ここで報告したい。
シャケナベぃベの燃料は、ヒーペロ星の鉱物のひとつであるシャケが用いられている。そのシャケナベぃベの内部は下記に示すように、奇妙な構造をもった筒内にシャケが封入されているようである。「エビカぁニⅡ世の宇宙への旅系なるぞⅡ」には、この構造に関して次のように記してある。
「この構造を有することで、高次元結び目としてシャケを循環させることができる。」
…中略…
「筒の内部に慎重にシャケを封入し、高次元結び目のシャケを超電導的に流動させる。そして、ショッパぇエン様の力によってシャケの流動に偏りを与える。その偏りに応じてまずは磁場が発生する。さらに、この磁場が発生した状態で筒をショッパぇエン様の力によって振動させると、今度は、その振動に応じて磁場が仮想的な重力場へと変換される。」
…中略…
「シャケの流動の偏りや、筒の振動はショッパぇエン様の力に基づく。しかし、最終的な重力場の大小のコントロールはショッパぇエン様の意識に呼応する、我らがヒーペロ人の意識に基づく。」
とある。その奇妙な構造の筒を図に示す。
gnuplotで
set parametric
set hidden3d
set view 30,40
set isosamples 200,15
unset key
splot [-3*pi:3*pi][-pi:pi] cos(u)*cos(v)+3*cos(u)*(1.5+sin(u*5/3)/2),\
sin(u)*cos(v)+3*sin(u)*(1.5+sin(u*5/3)/2), sin(v)+2*cos(u*5/3)
とデータ入力すると*、この図が現れる。
続けて、こう記してある。
「この筒からの仮想的な重力場を束ね、ある一点から集中させて放出させる。それが時空間を仮想的に歪めることとなり、その大きさの重力に応じた宇宙船の推進力が得られる。」
とある。
そういえば、以前の通信データであるvol.40の図を見直すと、上記の説明がなんとなく理解できよう。なるほど、シャケナベぃベはこうして推進力を産み出しているのかぁ。その図(**)を下に再掲したい。
これでまた、宇宙に一歩近づいたような気がする。このことを、ペロリンチョ王国の元老で、我が父に相当するエビカぁニⅡ世の同僚であるサザぇんほターテⅡ世に伝えると、
「やはり、エビカぁニⅢ世殿は、エビカぁニ家の血筋を引く御子息ですな。「エビカぁニⅡ世の宇宙への旅系なるぞⅡ」はあまりにも難しく、誰ひとりとして理解できなかったのじゃが、さすが。」
とほめられた。
* : http://soukoreff.com/gnuplot/を参照
** : http://slpr.sakura.ne.jp/qp/gnuplot-animation/を参照
エビカぁニⅢ世、ここに記す→