とにかく我が父に相当するエビカぁニⅡ世が1200歳だった頃に何があったのかを考えてみた。
ひとつは、ボボンガ星の探索をなぜか中断したこと
ひとつは、アルバート・アインシュタイン博士と接触があった?こと
である。両方とも謎めいているが、両方で関係があるのかについても謎である。ただし、ひとつ目のボボンガ星の探索の中断には、通信データのvol.30にあるように、
1.第3段階エノックmarkⅢとの交信
2.1で使用したエノックに類似した物質
3.エノックとの会話での意識の状態
が中断した謎の3つの要点となる。ただし、この3つの要点にも、我が父に相当するエビカぁニⅡ世のメモ帳にあったアルバート・アインシュタイン博士のサインと何か関連があるのかも不明である。少なくとも、銀河群天の川銀河オリオンアーム太陽系地球の天才的な理論物理学者であったアルバート・アインシュタイン博士といえども、エノックの存在は知らないに違いない。
「たぶん、ふたつの間には関連はないのだろう。」
とりあえず睡眠学習器を使って寝ることにした。何かあれば、睡眠学習器に反応があるのかもしれない。
(「エビカぁニⅢ世。この謎を解くには、メモ帳のこの図を参考にして、もう一度ヒーペロ星の中心部に旅立ちなさい。そうすれば、必ずや謎が解けるであろう。」)
睡眠学習中に亡き我が父に相当するエビカぁニⅡ世が枕元に現れた。そして、起き上がってメモ帳を見ると、ページがめくられた個所には下の図が記されていた。
Octaveで
function dx = vanderpol(x,t)
global MU
dx(1)=x(2);
dx(2)= MU*(1-x(1)^2)*x(2)-x(1);
endfunction
global MU
MU=1.0;N=201;
X0=[0.0; 1.0];
t=linspace(0,10,N);
xlabel(“x”);
ylabel(“v”);
for k=0:3
hold on
x=lsode(“vanderpol”, X0,t);
plot(x(:,1),x(:,2))
X0=[x(N,1); x(N,2)];
endfor
pause
gset term postscript enhanced color eps “Helvetica” 20
gset out “figdatano75.png”
replot
とデータ入力すると(*)、この図が現れる。
何の図であるか分からなかった。ただし、図の下には「これで「リミっとさいぃーくるくるりん」が完成した。宇宙船の姿勢の制御方法に応用できる。」とだけ、我が父に相当するエビカぁニⅡ世の筆跡で記されていた。
宇宙船の姿勢の制御をうまくすることで、通信データのvol.58の時のように、偶然ではなく、ヒーペロ星の中心部に意図して飛行できるようになるのかもしれない。この図は、たぶん、この方法のヒントになるような気がした。
「でも、「リミっとさいぃーくるくるりん」ってなんだろう?」
*: http://ayapin-film.sakura.ne.jp/Gnuplot/Docs/samples.pdfを参照
エビカぁニⅢ世、ここに記す→