通信データのvol.105に記したように、リヒト・マーガレぁⅢ世殿とタコンイぃカⅢ世殿と我がエビカぁニⅢ世が揃うと、ちょっとした高等技術学校時代の同窓会のようになった。かつて、リヒト・マーガレぁⅢ世殿は、はるばるアンプーノ・イゴ星から約6億万km離れているヒーペロ星の高等技術学校に留学していたのであるが、結局は我が父に相当するエビカぁニⅡ世が体系化した独自の宇宙工学を極めるのではなく、微生物学者になった。しかし、国際宇宙微生物学のトップであることをタコンイぃカⅢ世から聞いていた(通信データのvol.103)。そこで、疑問となっていた今回、特別に主催した学会のことについて尋ねてみた。
エビカぁニⅢ世:「ところで、リヒト・マーガレぁⅢ世殿。今回、このゴージャスエルビぃで特別の学会を開催するみたいだけど、どんな内容なのかなぁ? なんかの微生物の?」
タコンイぃカⅢ世:「それそれ。我がタコンイぃカⅢ世もそれをぜひ聞きたかった。」
リヒト・マーガレぁⅢ世:「実は…。明日の学会で正式に発表する予定だけれども…。惑星エルビぃ48の近くにハドゴンG星があるじゃない? 生命体がないとされていたハドゴンG星なのだけれども…。実は…。奇妙な信号がハドゴンG星から発信されていることに、とある微生物との同期現象から偶然に気づいたの。ここに、それに関するアンプーノ・イゴ星で私が特集したイゴなニュース誌があるけど、見る?」
エビカぁニⅢ世、タコンイぃカⅢ世:「
」
そして、リヒト・マーガレぁⅢ世殿はイゴなニュース誌を取りだした。
このたび、私ことリヒト・マーガレぁⅢ世は、今までに生命体がいないとされたハドゴンG星からの奇妙な信号を受信した。それが下図である。この信号は明らかな周期性を持ち、何かのメッセージが発信されていることをつかんだ。そこで、ハドゴンG星に最も近い惑星であるエルビぃ48の大ホテルのひとつであるゴージャスエルビぃで、この信号の謎を解明すべく、特別の学会を開くことにした。様々な学者の知恵を持って、この謎の究明にあたりたい。
文責:リヒト・マーガレぁⅢ世
エビカぁニⅢ世:「あれ…、この信号は…」
gnuplotで
set key inside left top vertical Right noreverse enhanced autotitles box linetype -1 linewidth 1.000
set samples 200, 200
plot [-30:20] besj0(x)*0.12e1 with impulses, (x**besj0(x))-2.5 with points
とデータ入力すると(*)、この図が得られる。
*: http://gnuplot.sourceforge.net/demo_4.5/simple.htmlを参照
エビカぁニⅢ世、ここに記す→