通信データ vol.11

vol.10にあるように、我らがヒーペロ星のヒーペロ人がまだガワしかなかった頃の時代、すなわち、時に、アバルス星雲エカリーテ系団ボボンガ星に原核生物が誕生した頃の話である。ボボンガ星にとても大きな隕石が衝突したことが、その後の我が父に相当するエビカぁニⅡ世を中心としたヒーペロ宇宙探索隊により、判明している。その大きさは、ボボンガ星の1/8程と推定される。その隕石の衝突で、ボボンガ星の地殻が大きく変動し、そして、ボボンガ星の最大の火山(1万2021m級)である、ドカラッチャ火山が噴火したことも判明している。その噴火の規模は、ボボンガ星から6億5000万km離れた我らがヒーペロ星にも、その噴火による隕石のかけらが飛来したことからも理解できよう。

実は、この隕石のかけらに、ボボンガ星で誕生した原核細胞がくっついていたようである。ヒーペロ星の偉大な創造主であるショッパぇエン様の過去の記憶を辿ると、その当時の原核細胞の存在を確かめることができる。それがヒーペロ人のガワに吸着することとなり、ショッパぇエン様の意識の下で、突然変異したとされる。

エビカぁニⅢ世、ここに記す→