宇宙飛行の途中、現ペロリンチョ王国の元老であるサザぇんほターテⅡ世殿とのワープ的通信時に、
という妙な音がしたものの、飛行自体は極めて順調であった。エルビぃなうちゅー飛行場にも無事に着いた。到着そうそうに、エルビぃなうちゅー飛行場の発着点検係員と思しきエルビぃ星人が迎えてくれた。
エルビぃなうちゅー飛行場の発着点検係員:「ようこそ。アバルス星雲エカリーテ系団ヒーペロ星ペロリンチョ王国の国王、エビカぁニⅢ世殿。いつもながら自動操縦付きの宇宙船の発着は、係員として安心してみていられます。ドーゾ、惑星エルビぃ48星の観光を楽しんでいってください。」
エビカぁニⅢ世:「御意。」
係員の方は、どうやら我がエビカぁニⅢ世が操っていた宇宙船のデアブタンク600ぇすいが、自動操縦付きの宇宙船であると思っているようだ。それだけ、うまく着陸できていたのかもしれない。これも、通信データのvol.80にも記したように、「リミっとさいぃーくるくるりん」のおかげである。
それでは、サザぇんほターテⅡ世殿にワープ的通信をしようかな。
エビカぁニⅢ世:「サザぇんほターテⅡ世。聞こえますか、ドーゾ。」
サザぇんほターテⅡ世:「国王、惑星エルビぃ48星に、無事に着かれれましたかな?」
エビカぁニⅢ世:「何の問題もなく、無事に着くことができました。ドーゾ。」
サザぇんほターテⅡ世:「国王、やりましたな。ついに宇宙船のデアブタンク600ぇすいの操縦法を獲得したようですなぁ。ドーゾ。」
エビカぁニⅢ世:「サザぇんほターテⅡ世、ありがとう。前回の宇宙飛行の際はいろいろと心配かけたが(通信データのvol.53も参照)、今回の飛行で、宇宙船のデアブタンク600ぇすいの操縦は以後、心配なさそうだ。これも、我が父に相当するエビカぁニⅡ世の「リミっとさいぃーくるくるりん」の理論の賜物であろう。睡眠学習中に我が父に相当するエビカぁニⅡ世が枕元に現れたのは、偶然ではないのかもしれぬ(通信データのvol.75)。」
ワープ的通信の向こうで、サザぇんほターテⅡ世がうれし涙をこらえているのが分かった。
エビカぁニⅢ世、ここに記す→