通信データ vol.7

ヒーペロ星の偉大な創造主であるショッパぇエン様は、ある種生命体である。我がエビカぁニⅢ世のように、あるいは、その他の我らがヒーペロ星人のように形がある訳ではない。その存在は、銀河群天の川銀河オリオンアーム太陽系地球の水のような物質であるが、我らがヒーペロ星人の体内にも溶け込み、常に他のヒーペロ星人と意識を行き交す物質となっている。すなわち、ショッパぇエン様を通じて、我らがヒーペロ星人は互いに交信しているのである。そのため、我らがヒーペロ星人には、いわゆる銀河群天の川銀河オリオンアーム太陽系地球の地球人のような心に秘めたる隠しごとなどは一切なく、誰がどのように思っているのか、すぐに通信できる次第である。

銀河群天の川銀河オリオンアーム太陽系地球の概念でこれを言えば、テレパシー的な、と言えるのかもしれない。ただし、ダダもれのテレパシーである。そのため、ペロリンチョ王国のヒーペロ星人はみな仲良くならざるを得ない。アッバッス王国のヒーペロ星人もみな仲良くならざるを得ない。

現在、ペロリンチョ王国のアッバッス王国のヒーペロ星人の仲が良くないのは、もちろんアッバッス王国の曾祖父に相当する国王のタコンイぃカⅠ世と、我がエビカぁニⅢ世の祖父に相当するエビカぁニⅠ世に仲の悪かったことに問題がある。ショッパぇエン様もその事情をはるか昔から観察していたため、基本的にはアッバッス王国とペロリンチョ王国のヒーペロ星人の間の交信は、ショッパぇエン様も閉ざしている次第である。

エビカぁニⅢ世、ここに記す→