通信データのvol.72にて、我が父に相当するエビカぁニⅡ世のメモ帳にあったアルバート・アインシュタイン博士のサインとともに、そのサインが記述された暦について謎が深まった。100年前として考えると、我が父に相当するエビカぁニⅡ世が1700歳に相当し、1600歳で亡くなった我が父に相当するエビカぁニⅡ世との間に時間的なズレが生じるのである。
「不思議なことだ…」
そう思うと、その理由を考えれば考えるほど、眠くなってきた。そこでいつものように睡眠学習器が何か教えてくれるかもしれないと期待して眠りに就こうとした時、はたと思い出した。
「そう言えば…」
以前の通信データのvol.33でダレナン博士の研究所のナポリたん氏とちょろりん氏にも協力してもらい、銀河群天の川銀河オリオンアーム太陽系地球と我らがヒーペロ星との時間の違いを計測したことを思い出した。その時のデータによると、銀河群天の川銀河オリオンアーム太陽系地球と我らがヒーペロ星の時間経過は約6倍の差があることが分かったのであった。
「ということは…」
「100×6=600」
「600年ならば、我が父に相当するエビカぁニⅡ世が1200歳に相当する頃だ。とういことは…」
エビカぁニⅢ世、ここに記す→