通信データ vol.116

通信データのvol.115に記されたように、無謀にもC案を決行したリヒト・マーガレぁⅢ世殿は、すぐさまC案に相当する着陸地点のハドゴンG星の表面を可視化した。

gnuplotで

reset
f(x,y)=sin(1.3*x)*cos(.9*y)+cos(.8*x)*sin(1.9*y)+cos(y*.2*x)
set xrange [-5:5]
set yrange [-5:5]
set isosample 250, 250
set table ‘test.dat’
splot f(x,y)
unset table

set contour base
set cntrparam level incremental -3, 0.5, 3
unset surface
set table ‘cont.dat’
splot f(x,y)
unset table

reset
set xrange [-5:5]
set yrange [-5:5]
unset key
set palette rgbformulae 33,13,10
p ‘test.dat’ with image, ‘cont.dat’ w l lt -1 lw 1.5

とデータ入力すると(*)、この図が得られる。

リヒト・マーガレぁⅢ世:「この図で説明するわね。まず、ハドゴンG星の”ぴラミクの穴”はここにあるのね。そして、今回着陸しようと思うのは。この黒丸を付けた山の頂上ね。中間地点は何があるか分からないために、できるだけ高い山の頂上に着陸しようと思うの。そこなら、たぶん何もないでしょう。山の上で、磁場も少ないはずだし…。」

エビカぁニⅢ世、タコンイぃカⅢ世:「ふむ。ふむ。」

と聞いていた。けれども、ハドゴンG星の唯一着陸できる、通信データのvol.115に記されたA案か、B案に基づく場所の、”なンニモーの平原”(何もない安全平原)が着陸する上では、唯一とても安全な場所と確証されていたはずである。それは、30年前にハドゴンG星のへ生命体の探索の調査ですでに明らかとなっている。それ以外の場所に着陸した、それ以前の探索隊は今もって行方不明で、その理由として宇宙船を破壊させるぐらいの強力な磁場がハドゴンG星の至る所にあって、宇宙船もろとも隊員も壊滅的に粉々にやられたとの裏の報告もある。

エビカぁニⅢ世:「でも、リヒト・マーガレぁⅢ世殿。やっぱり磁場がないと確証されている”なンニモーの平原”に着陸した方がよいのでは…。なんかうわさでむかしの探索隊は、宇宙船が粉々にやられたとの裏の報告もちらほらと…」

リヒト・マーガレぁⅢ世:「確かにそうだわね。でも裏の報告は、あくまで裏の報告で真相がわかっていないじゃない。そこで、それも含めて今回、突き止めようと思うのね。

なんか文句ある?

エビカぁニⅢ世:「

ないです。

*: http://www.phyast.pitt.edu/~zov1/gnuplot/html/contour.htmlを参照

エビカぁニⅢ世、ここに記す→