通信データのvol.112にあるように、我がエビカぁニⅢ世はヒーペロ星に戻ることなく、急遽のハドゴンG星への探索行きの運命をサザぇんほターテⅡ世殿に告げた。そのことに関してサザぇんほターテⅡ世殿に、今回の探索行きとなった運命的な一件について詳しく説明した。
惑星のエルビぃ48のゴージャスエルビぃに到着した後に、ゴージャスエルビぃの大浴場で偶然にアッバッス王国のタコンイぃカⅢ世殿と出会ったこと、タコンイぃカⅢ世殿はゴージャスエルビぃで開催される特別の学会に参加するためにここゴージャスエルビぃに宿泊していたこと、その学会の主催はアンプーノ・イゴ星のリヒト・マーガレぁⅢ世殿であったこと、その学会でリヒト・マーガレぁⅢ世殿がハドゴンG星に探索に行く計画をしていること、その同行に我がエビカぁニⅢ世も推薦されたこと(いいのかわるいのかは別として)、についてサザぇんほターテⅡ世殿に説明した。
サザぇんほターテⅡ世:「国王、しかと理解しました。ゴージャスエルビぃのスイーツのおみやげについては、もうしばらく我慢したいと存じます。」
いつも貴高なサザぇんほターテⅡ世殿であるが、今回ばかりは、寂しそうであった…。
我がエビカぁニⅢ世も、本音で言えば、ヒーペロ星に帰りたかった。サザぇんほターテⅡ世殿とおみやげのスイーツをともに食しながら、今回の宇宙航行について語りあいたい気持ちでいっぱいであった。しかし。しかし、である。あこがれのリヒト・マーガレぁⅢ世殿が我がエビカぁニⅢ世を指名したということは、何か運命的な、何か運命的な、何か運命的な、何かがあるのかもしれない。
「あこがれのリヒト・マーガレぁⅢ世殿と、
うちゅうりょこー
。」
エビカぁニⅢ世、ここに記す→