通信データ vol.92

通信データのvol.91でも記したように、サザぇんほターテⅡ世殿とのワープ的通信時に、

ガガッ

という妙な音がした。しかし、宇宙船のデアブタンク600ぇすいの計器上には異常はなかった。そこで、通信上のデータを解析した。すると、通常の通信ではありえない妙な波形が通信データ上に混入していた。それを図に示す。

gnuplotで

set key inside left top vertical Right noreverse enhanced autotitles box linetype -1 linewidth 1.000
set samples 200, 200
plot [-30:20] besj0(x)*0.12e1 with impulses

とデータ入力すると*、この図が得られる。

通常はこのようなギザギザな波が現れることはない。そこで、これをさらに分離して、解析すると、妙な信号が通信データ上に混ざっていることが判明した。それは、

ワレワレ…、デアル。ワレワレ…、デアル。ワレワレ…、デアル。…

と解析できた。何かの暗号のようである。この付近の星といえば、惑星ハドゴンG星からの信号以外に考えられない。ハドゴンG星は、いまだ特に生命体が発見されていない惑星の一つであるが、明らかにとある生命体が発した信号のようにも思われる。惑星エルビぃ48星からの信号であれば、まずこのようなノイズとして現れることはありえない。

「もしかすると、ハドゴンG星にはまだ知られていない謎があるのかもしれない。少なくともこの妙な信号源は、ハドゴンG星のようだ。」

そこで、とりあえず現在地を確認してみた。

現在はハドゴンG星を抜けたあたりに位置している。飛行も順調である。

「この位置…ということは、窓から惑星エルビぃ48が見えるはずだ。」

ちゃんと見えた。

「うほぉー。」

*: http://gnuplot.sourceforge.net/demo_4.5/simple.htmlを参照

エビカぁニⅢ世、ここに記す→