通信データ vol.21

我が父に相当するエビカぁニⅡ世の開発した宇宙服により、ショッパぇエン様の意識を介して、ボボンガ星のエノックの意識と交信することができた。また、それによって、各エノックが同期していることも判明した。これが、エノックの進化の第1段階目である、①ただのキノコ様の生物が、相互に連携する、である。次はその第2段階である、②連携したキノコ様の生物が、キノコ様の動物になる、がどのようにして起こったのかについて、この通信データでもって説明したい。

連携することでエノックにもたらされたのは、弱いエノックの意識を、強いエノックの意識が励ますということであった。すなわち、一個体の意識が弱くとも、相互で同期しながら相互意識が高まることとなったのである。その様子を図に示す。

fig0019

赤がエノック一個体の意識、青が相互に連携しあった各個体の相互意識である。

gnuplotで

reset
unset key
set border 1+2 lt 1
set y2tics 1e-5, 1e2, 1e5 textcolor rgb “blue” format “10^{%T}”
set ytics nomirror format “%.1f”
set xtics nomirror
set ylabel ‘一個体の意識’ textcolor rgb “red”
set y2label ‘各個体の相互意識’ textcolor rgb “blue”
set log y2
set arrow 1 from 10, -1 to 10, 1 nohead lt 3
set arrow 2 from -10, 1 to 10, 1 nohead lt 3
set sample 1000
plot sin(x) with lines lt 1, exp(x)*abs(sin(x)) with lines lt 3 axis x1y2

とデータ入力すると*、エノックの各個体の相互意識がグラフとなって現れる。

これを見れば分かるが、次第に各個体の相互意識が高まっていった様子が分かるかと思う。このエノック相互の意識の高まりが、やがてエノックの地中にあった組織に変化を起こしたのである。エノックの地中の組織がぐるぐると渦巻くこととなり、さらに、気温の変化でその組織が縮こまり、伸びたりすることも相なって、結果的にエノックにジャンプする能力をもたらした。それを下図に示す。

fig0020

ジャンプすることを覚えたエノックは、やがてジャンプするエノック同士でジャンプの高さを競い合う様になった。この競い合いが、エノックの意識を相互の会話へと発展させる原動力となったのである。「エノック3の方が高い」「エノック5の方が高い」という感じである。これが、エノックの進化の第2段階目になるエノックのキノコ様の動物となったきっかけにつながる。

*: http://www.phyast.pitt.edu/~zov1/を参考

エビカぁニⅢ世、ここに記す→