リヒト・マーガレぁⅢ世:「もうすぐでハドゴンG星への着陸態勢に入ります。エビカぁニⅢ世殿、タコンイぃカⅢ世殿、用意はいいですか?」
エビカぁニⅢ世、タコンイぃカⅢ世:「
御意ぃひ
」
リヒト・マーガレぁⅢ世:「5・4・3・2・1・
着陸
」
ドドドドドーン
シーン
着陸後、何一つ物音がしなかった。宇宙船への磁場の影響もどうやら感じられない。
リヒト・マーガレぁⅢ世:「ほら、言ったとおりじゃない。裏の報告なんてあてにならないって。なんともないじゃない?」
どうやら何ともなかったようである。宇宙船も粉々になることなく、存在している。もちろんリヒト・マーガレぁⅢ世殿、タコンイぃカⅢ世殿、そして我がエビカぁニⅢ世にも異常な点は見られない。
リヒト・マーガレぁⅢ世:「じゃぁ、地図で現在地を確認してみるわね。」
黄色の点が着陸地点を示す。
通信データのvol.116で示した、”ぴラミクの穴”のちょうど隣の山の頂上のど真ん中に着陸できたようで、リヒト・マーガレぁⅢ世殿の宇宙船の操縦の腕がはからずとも確かなことが証明された。リヒト・マーガレぁⅢ世殿は操縦の腕に関して豪語していたが、この結果には我がエビカぁニⅢ世も感心せずにはいられなかった。
エビカぁニⅢ世、ここに記す→